バッテリー上がり・・・
経験をされた方も多いのではないでしょうか。

バッテリー上がりの原因はいくつかあります。
・バッテリーの寿命
・ルームランプなどの消し忘れ
・オルタネーターの不具合
・暗電流
まぁバッテリー上がりまでは最悪良しとします。
交換したり修理をすれば改善されるので。
問題はここから!!
バッテリー上がりを起こすことで、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)に記憶されたプログラミングが飛ぶことです。
例えば
①低電圧時のクランキングによるノイズ(データの破損)
バッテリーが瀕死の状態で無理にキーを回したりスタートボタンを押したりすると、セルモーターが大きな電流を引っ張ろうとします。
これにより車内ネットワーク(CAN通信など)の電圧が極端にドロップし、ECUが正常にシャットダウンできないまま異常な電圧変動(サージやノイズ)に晒されます。
この瞬間、EEPROMやフラッシュメモリのデータが書き換わったり、破損したりすることがあります。
②ジャンプスタートや充電時の「サージ電圧」
最もECUを壊しやすいのが、バッテリーが上がった後の復旧作業です。
・復旧作業は避けられませんが、ブースターケーブルを繋いだ瞬間、または外した瞬間に発生する火花(逆起電力/スパイク電圧)
・急速充電器による過大な電圧 これらがECUの回路上に過電流を流し、プログラムが格納されているチップそのものを物理的に焼き切ってしまうケースです。
この場合は「プログラムが飛ぶ」というより「ECUの破壊」になります。
ブースターケーブルを繋いだ瞬間、または外した瞬間に発生する火花(逆起電力/スパイク電圧)
■バッテリー上がり後に起こる主なECU関連の症状
もしバッテリーを新品に交換、またはジャンピングした後に以下のような症状が出た場合、ECUのデータや設定に影響が出ています。
・アイドリングの不調・エンスト(スロットルや燃料の学習値が飛んだため。しばらく走ると再学習します)
・イモビライザーの認証不良(スマートキーのIDコードなどの同期がズレてしまい、セルは回るが点火しなくなる)
・各種チェックランプの点灯(低電圧を検知した各センサーが異常コードを記録したため)
・パワーウィンドウやバックカメラの初期化不良(オート機能が効かなくなる、ガイド線が消えるなど)
特に近年の欧州車や電子制御の塊のようなモデルは、電圧降下に対して非常に敏感です。
バッテリーが上がりかけた際の「カチカチカチ……」という異音を伴うクランキングを何度も粘って続けると、ECUに致命的なダメージを与えるリスクも高まります。
直近では、バッテリー保護のため「Transport Mode」に入ったり、電動スライドドアのプログラムが飛び、BCM(ボディ・コントロール・モジュール)とECU間の通信が途絶えました。
この他にも、左リアドアコントロールモジュールが「ドアが開いている」と錯覚し、その記憶をさせられない。
電気的な故障は目に見えないため、物理交換作業の何倍から何十倍かかかることがあります。
昔はここまで直せないことはなかった・・・しかし、電子制御により複雑化された現代のクルマは直せなくなりました。
こういった事態を防ぐうえでも、バッテリー上がりをさせない!
上がってから交換ではなく「定期交換」することをオススメします。
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