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11/1 ABARTH 595 Turismo 車検整備

アバルト595ツーリズモ

アバルト(ABARTH)は、一言で言えば「小さな大衆車をチューニングと職人技でレーシングカーへ変貌させた魔術師」の歴史です。

創業者カルロ・アバルトとブランドの誕生
アバルトの歴史は、オーストリア・ウィーン生まれの技術者兼レーサー、カルロ・アバルト(Carlo Abarth、1908–1979)の手によって始まりました。

  • 1949年の設立
    倒産したチシタリア(Cisitalia)の資産を引き継ぎ、イタリア・トリノにて「Abarth & C.」を設立。
    エンブレムにはカルロの誕生星座である蠍(サソリ)が採用されました。
  • マフラー・チューニングキットの成功
    初期のアバルトを支えたのは、排気効率を高めたエキゾーストシステム(アバルト・マフラー)や市販車用チューニングキットの販売でした。
    これにより資金を得てモータースポーツへの本格参入を果たします。

ジャイアント・キラー」としての黄金期
1950〜60年代、アバルトはフィアットなどの市販車をベースにした小排気量レーサーを次々と送り出し、格上の大型排気量車をレースで打ち負かす姿から「ジャイアント・キラー(大物喰い)」と称えられました。

Fiat 500(ヌオーヴァ・チンクエチェント)のチューニング
1957年に登場した初代フィアット500のエンジンをボアアップ・高圧縮化。エンジンフードを半開きにして冷却効率を高める独特のスタイルは、アバルトの代名詞となりました。

「595」の誕生(1963年)
フィアット500の499ccエンジンを594ccまで拡大・強化したモデルが初代「FIAT ABARTH 595」です。
これが現代の「595」というネーミングの直接のルーツにあたります。

フィアット傘下から現代の「595 Turismo」へ
1971年、アバルトはフィアットグループのモータースポーツ部門へと統合され、ラリー選手権で数々のタイトルを獲得(131アバルトなど)したのち、一時期ブランドとしての単独市販車は影を潜めます。

しかし2007年にアバルトブランドが復活。
初代595のスピリットを現代のFFコンパクトハッチに落とし込んだモデルとして登場したのが現在の595シリーズです。


さて車検整備です。
今回はブレーキパッドとタイヤの交換を行いました。
アバルトは偏平率が低く、タイヤの偏摩耗や消耗も早い傾向があるため、交換サイクルは一般的なクルマより明らかに早めです。
それでも、初代のスピリットをしっかりと継承しながら緻密にチューニングされた走りを味わうには、妥協のないメンテナンスが欠かせません。
これこそが、刺激的なアバルトライフを存分に楽しむための醍醐味ですね。

ありがとうございました。

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