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10/26 車の珍トラブル&想定損害額ランキングTOP5

日頃から車の点検や修理を行っていると、「なぜこんな壊れ方を…?」と首をかしげるような珍トラブルに出会うことがあります。世界に目を向けてみると、日本ではなかなか考えられない事が原因で車が大ダメージを受けるケースがあります。

今回は、海外で実際に発生した思わぬ車の故障・トラブルを、推定損害額(修理難易度・費用)ランキング形式でご紹介します。

第5位:キツツキが車をコンコン!?「ミラー破壊魔」の正体

アメリカ・マサチューセッツ州で近所の車のドアミラーが次々と割られる連続器物破損事件が発生しました。警察や住民が警戒していたところ、犯人はなんと1羽のキツツキだったのです。

春の繁殖期を迎えたオスのキツツキが、ドアミラーに映った自分の姿をライバルのオスだと勘違いし、猛烈に突きまくって破壊したのだとか。

現代の車のドアミラーは、単なる鏡ではなくカメラやBSM(後方死角検知センサー)、自動防眩機能、電動格納モーターなどが詰まった精密部品。ミラーアッセンブリー交換となると、1車種あたり数万円から、輸入車や高機能モデルでは10万〜20万円近くになることもあります。

第4位:爆音で気がつく触媒盗難(キャタライザー盗難

  • 推定損害額: 約15万円〜60万円(マフラー・触媒パーツ代+排気温度センサー等の復旧工賃)
  • 主な被害領域: エキゾーストシステム、下回り配線
  • 参考動画: Driving Prius w/ Stolen Catalytic Converter

海外(特に欧州やアメリカ)で近年社会問題化しているのが、駐車中の車から触媒(キャタライザー)を切り取って盗み出す犯罪です。動画のプリウスオーナーも、エンジンをかけた瞬間、まるで直管レースカーのような凄まじい爆音に見舞われました。

触媒内部にはパラジウムやプラチナ、ロジウム等のレアメタルが含まれているので、転売目的でターゲットにされます。しかも、窃盗犯が車の下に潜って触媒を外している姿は、DIYでマイカーを整備しているようにも見えるので、白昼堂々と犯行が行われることも少なくありません。

盗難の際は目的がレアメタルなので、荒々しく強引に奪おうとします。触媒本体だけでなくO2センサーや排気管周辺の配線まで根こそぎ盗まれる、あるいは破壊されます。純正触媒の部品代だけでも非常に高額で、保険が適用できない場合は突発的な大出費となります。

第3位:エンジンスペースへの「ヘビの立てこもり」

  • 推定損害額: 約3万円〜30万円+(最悪の場合、エンジン破損で100万円以上)
  • 主な被害領域: ドライブベルト、プーリー、エンジンルーム内補機類
  • 参考動画: Mechanics find large snake under car’s hood

日本では冬場に猫がエンジンルームに入り込む「猫バンバン」がおなじみですが、海外では体長2メートルを超える大型のヘビ(ボア・コンストリクター等)が暖をとるためにエンジンルームに侵入することがあります。動画では整備士が慎重に巨大なヘビを引っ張り出しています。

もし異物に気づかずエンジンを始動してしまうと、ファンベルトやプーリーに巻き込まれ、ベルト切断・プーリー破損・タイミングベルト飛びなどを引き起こします。オーバーヒートやバルブクラッシュに繋がれば、エンジン載せ替え(100万円超)という最悪のシナリオも無きにしもあらず。

弊社ではこの手の作業を行ったことはありませんが、もし「大蛇がエンジンルームに入っているから取り除いてくれ」と依頼があったら、工賃いくら貰えばよいだろうか…。毒蛇ならお断りすることになると思います。

第2位:姿なき破壊工作員「ネズミの配線齧り(ハーネス被害)」

近年、環境配慮から電線の被覆にトウモロコシ由来のバイオプラスチック(ソイベース)が使われることが増え、これがネズミ好みの味・匂いとなって噛みちぎられる被害があるそうです。動画でもキーを抜いてもエンジンが止まらないなど、怪奇現象のような電装不良が発生しています。

ネズミ害の恐ろしいところは、トラブルシューティングに膨大な時間がかかる点です。大型動物と違って一瞬で侵入し、人の気配を感じたらすぐにどこかへ逃げ去ります。目視できない場所の1本の断線が、複数の故障コードを発生させることもあり、しかもその故障コードが当てにならないので間違った修理をさせられるリスクがあります。

齧られる場所によっては、十数時間、あるいは何十時間と原因特定に時間を費やし、最悪ダッシュボードを全降ろししてメインハーネスを全交換する…なんてこともあるのだとか。そうなったら工賃だけで数十万円〜100万円クラスになると思います。

さらにネズミ害で注意しなければならないのは、ネズミは一度来た場所に戻る習性があることです。ネズミ害の修理が完了し、同じ場所に保管していたら、またネズミに狙われる可能性があります。

第1位:熊の車上荒らし

  • 推定損害額: 全損(車両価格同等:数百万〜1000万円以上)
  • 主な被害領域: シート、内張り、ダッシュボード、ステアリング、電装系、外装ドアパネル
  • 参考動画: Bear destroys car after getting stuck inside

第1位は、北米などで発生するクマによる車の破壊事故。車内に食べ物の匂いが残っていたり、ロックされていないドアハンドルをクマが偶然開けて侵入。その後、ドアが閉まって閉じ込められたクマがパニックを起こし大暴れ。車内を徹底的に破壊します。

動画の車両も、シートはズタズタ、ダッシュボードは引きちぎられ、車内は爪痕とフン尿まみれという惨状です。

内装の全面張り替え・交換、ダッシュボードおよび電装品一式取り替え、消臭・消毒作業、さらに脱出を図ろうとして変形したドアフレームやボディの板金補修…。修理費用が車両時価額をオーバーし、全損扱いになるケースがほとんどです。熊は嗅覚が良いので、車内に食べ物が残っていたら窓を締め切っていてもバレます。施錠を徹底することも忘れてはなりません。

異変を感じたら無理をせずプロの点検を!

異変を感じた際は、無理に走行を続けず、早めに整備工場へご相談ください。とは言え、もしボンネットに大蛇が立てこもっていたら、弊社ではなく害獣駆除業者さんに電話してください!
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