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9/3 Peugeot 407SW 車検整備

プジョー 407SW

車検整備でお預かりです。

ブレーキホースを交換。
ブレーキホース(ゴム製フレキシブルホース)が詰まったり劣化したりすると、制動系に致命的な障害や油圧トラブルが発生します。
それらをいくつかご紹介します。

1. ホースの「詰まり(内部剥離・逆止弁化)」で起きること
経年劣化によってゴム内層が剥離し、内壁が削れて内部を塞ぐと、一方通行の「ワンウェイバルブ(逆止弁)」のような状態を作り出します。

ブレーキを踏んでも車両が重い・進まない
アクセルを踏んでも車が重く感じたり、信号待ちでクリープ現象で進まなくなったりします。最悪の場合、車輪が固着(ロック)します。
ブレーキの引きずり・片効き(最頻出)
ペダルを踏んだ圧(油圧)は強力なためキャリパーまで届いてピストンを押しますが、ペダルを戻しても詰まった部分が抵抗となりフルードがマスターシリンダーへ戻らなくなります。
結果、パッドがローターを挟みっぱなしになり、強い引きずり(片効き・熱膨張)を起こします。
フェード現象・ベーパーロック現象の誘発
引きずったまま走行を続けると、摩擦熱でブレーキローターやフルードが異常加熱し、突然ブレーキが全く効かなくなる危険な状態(ベーパーロック)に陥ります。

2. ホースの「膨張・柔軟性低下(剛性低下)」で起きること
内部の補強糸(補強層)が劣化すると、油圧に耐えきれなくなります。

ペダルフィーリングの悪化(スポンジ感)
ペダルを踏み込んだ際、油圧がキャリパーに伝わる前にホース自体が膨らんで圧力を逃がしてしまいます。
ペダルを踏んだ時の手ごたえ(足ごたえ)がふにゃふにゃ(スポンジ状)になり、制動距離が伸びます。

3. ホースの「ひび割れ・破損」で起きること
外層ゴムの経年劣化や、サスペンションの可動・ハンドル操作による屈曲の繰り返しでクラック(亀裂)が入ります。

フルード漏れとブレーキ全喪失
高圧がかかった瞬間にホースが破裂(バースト)すると、ブレーキフルードが一気に流出し、油圧がゼロになります。
油圧式ブレーキシステム全体の機能が停止するため、事故に直結する最も危険な状態です。

交換目安は、一般的にゴム製ブレーキホースの寿命は5年〜10年(または車検2〜4回ごと)が目安とされています。
外観にひび割れがない場合でも、内層の劣化は目視できないため定期的な点検・交換をオススメします。

万が一なにかあってからでは遅いですからね(汗)

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